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建築業で求められる設備積算とは

設備積算とは一般の人はあまり聞いたことのない言葉かもしれませんが、建築業では非常に重要になる仕事です。

一般の住宅でもビルやマンションのような大規模な建物でも当てはまることですが、どのような建物であってもまずは設計書や仕様書などと呼ばれるものから始まります。

設備積算とはそれらの書類をもとにして、実際にその建物を作るためにはいくらの費用がかかりそうなのかの予算見積もりを出すのが主な仕事になります。

この仕事は相当に専門的なものであって、まずは設計図とか仕様書を読んで内容を理解できなければなりません。

そして、それらの項目を達成するにはどのような資材がどれくらい必要で、どんな工法が採用されるのかを踏まえたうえで建築に要する人員や日数から人件費を算出したりします。

基本的にはデスクワークが主体で数字の扱いに強みを持っていることが大事ではありますが、工事に関わる様々な関係者との情報交換も必須ですから、コミュニケーション能力が高くないとなかなか良い仕事はできません。

そして、出された積算額は当然ながら顧客との折衝に用いられることになります。

ここでも根拠が不十分であったり説得力が乏しかったりすると相手を納得させることは難しいでしょうし、ましてや間違いとか見落としがあったりすると受注できるはずだった仕事さえもキャンセルになってしまいかねず、大規模な物件になると会社の業績も左右するほどに責任の重い仕事になります。